「夏期はリクルートスーツ以外で就活をしたい学生が約7割」
「採用選考(面接)にスーツを指定する企業は56.2%」
「夏期の服装指定を変更する企業はわずか2割」
これは、株式会社i-plugが
2024年卒業予定学生と新卒採用を実施する企業を対象に実施した
夏期の就職活動の服装に関する調査の結果です。
こちらの調査結果を、もう少し詳しくご紹介しましょう。
「夏期はリクルートスーツ以外で就活をしたい」と回答した学生に理由を聞くと
上位に挙がったのは下記の内容でした。
・季節に適した格好をしたいから(58.5%)
・スーツより楽だから(30.2%)
・自分らしさを出したいから(5.8%)
具体的にどのような服装を希望するかについては、
「オフィスカジュアル」と「ジャケット着用不要かつクールビズ」が
それぞれ約34%ずつで拮抗。
服装自由を希望する声は2割以下でした。
また、夏期もリクルートスーツでの就活を希望する学生は約3割。
その理由としては
・服装を考えることが面倒だから(40.6%)
・何を着たらよいかわからないから(23.1%)
・企業への印象を良くしたいから(17.0%)
などが挙げられています。
「面倒」「わからない」などの言葉からも、
積極的にリクルートスーツを希望しているわけではないことが
この結果から見て取れます。
一方の企業側は、56.2%が採用選考(面接)にスーツ着用を指定。
スーツ着用をしている企業のうち約8割が、
夏期についても服装指定の変更をおこなっていないため、
全体で見ると約45%の企業が通年でスーツ着用を指定していることになります。
今回ご紹介した調査では、
企業側がスーツを指定する理由については触れられておらず、
慣習的な意味合いが強いのか、確固たる会社の価値観なのか、
そこまでは推測することができません。
しかし、学生側との大きなギャップがあることは確か。
リクルートスーツでなくても問題ない場合は、
季節に応じた服装を推奨することも検討してみてはいかがでしょうか。
リクルートスーツを指定する場合でも、しっかり理由があると、
ほとんどの学生は納得してスーツを着用すると思います。
服装に限らず、ありとあらゆることが多様化している中では、
採用の場面でも「なぜ、それをおこなうのか」を明確にすることが
学生および求職者との信頼関係構築に繋がります。
企業側が価値観やスタンスを明確にして、一貫性を持つことが大切です。
そして、夏と言えばインターン。
インターンは企業によって内容も多種多様なので、
「何を着ていけばいいの?」と悩む学生も多くなると思われます。
参加時の服装については、企業側からわかりやすく指定すると良いでしょう。
体を動かす内容が含まれる場合は「動きやすい服装、ジャージ可」など、
学生が迷わないように案内するのがおすすめです。
自社サイトに働く社員やオフィス風景の写真を多く掲載している場合は
「弊社サイトに掲載されている写真を参考にしてください」
などと一言付け加えるのも良いですね。
「装い」は、働くうえでとても大切な要素のひとつ。
多様化が進む中、身に着けているものや立ち居振る舞いが与える印象は
年々重要度を増してきているようにも思います。
服装も、学生に企業側の価値観やスタンスを伝えるポイントと捉え、
学生側の価値観を理解しながら、採用活動を進めていきましょう。
私たちグロウプスは、採用コンサルや採用ブランディングを通して
福井県の企業様の採用力向上のお手伝いをさせていただいています。
これからも採用やブランドづくりに役立つ情報を
発信していきたいと考えています。
弊社にご興味がある方はぜひホームページをご覧ください。
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