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入社の決め手 第1位は?

 |  お知らせ,採用,採用ブランディング,採用マーケティング

 

 

株式会社ヒューマネージが行った

2023年卒 就職活動に関するアンケート」の結果によると、

調査を始めた2013年よりずっと、

「その企業に入社を決めた理由」の第1位は「社員の魅力」でしたが、

2023年卒に関しては、1 事業内容 17.9%、2 社員の魅力 16.9%、

3位 企業理念・価値観 11.2%、4 仕事内容 11.0%  社風 11.0%

という結果になり、「事業内容」が初めてトップになりました。

 

 

ここだけ見ると、一見コロナ禍でオンラインになり、

社員との接点が減ったからではないかとも考えられますが、

10年前からのアンケート結果の推移を見ると、

そうではないことが明らかに分かります。

社員の魅力は10年前からずっと減少傾向が続いており、

逆に事業内容はずっと増加傾向が続いています。

 

このことは、間違いなく就職における

若者の価値観の変化が関わっていると考えられます。

 

第一に終身雇用が崩壊したと語られることによる

「就社から就職」という価値観への変化が挙げられます。

初めて入社する会社や仕事を指す「ファーストキャリア」という言葉が

一般的になることが示唆するように、

今の新卒の学生の多くが「転職」を視野に入れて

企業選び・キャリア形成を行っています。

また、ジョブ型雇用が浸透しているとまでは言えない現状の中で、

希望の仕事≒事業内容という考えもこの結果に影響していると考えられます。

 

他決め手の3位には「企業理念・価値観」がランクインしており、

近年パーパス(社会的存在意義)という価値観が

求職者に重視されている流れからも、

自分たちが社会の役に立っているという

やりがいや誇りを感じれる仕事かどうか≒事業内容という考えも

この結果に表れていると考えられます。

 

こうしたトレンド「就社から就職」という流れにおいては、

他の調査などでも明白になっており、勤続年数を短く希望する学生の方が

「第一線でバリバリ働きたい」などと仕事に意欲のある傾向あるなど、

企業は採用して終わりではなく、

育成・定着まで力を入れていく必要に迫られていると考えて、

まず間違いはないでしょう。

 

「パーパスという価値観」という流れにおいては、

勤続年数を比較的長く検討している人材は

「社会的意義のある事業」を希望する割合が高い傾向にあり、

企業にとって自社の事業が社会的正義に叶っているかという視点での

情報発信も重要になっています。

 

このように求職者の価値観の変化とともに

採用における考え方もここ10年の間だけでも

ものすごい速さで変化が起こっています。

ぜひこのような採用トレンドも把握し、

採用活動を行っていただければと思います。

 

私たちグロウプスは、採用コンサルや採用ブランディングを通して

福井県の企業様の採用力向上のお手伝いをさせていただいています。

これからも採用やブランドづくりに役立つ情報を

発信していきたいと考えています。

弊社にご興味がある方はぜひホームページをご覧ください。

https://www.growpus.com/

 

 

(参考)

株式会社ヒューマネージ「2023年卒 就職活動に関するアンケート」

SoZo株式会社「SDGsシューカツ解体白書2023

 

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