株式会社グロウプス

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ミレニアム世代・Z世代も注目!?
近年よく耳にする「パーパス」とは?

 |  中小企業のブランドづくり,採用ブランディング,デザイン

 

 

近年、日本でもあらゆるビジネスシーンで

「パーパス」という言葉をよく聞くようになりました。

 

この「パーパス」という言葉ですが、

簡潔にいうと「自社の社会的存在意義」、

つまり「社会にとって何のために存在する会社なのか」

を指す言葉です。

 

パーパスという考え方が注目されるようになったのは、

遡ればリーマンショックがきっかけと言われています。

 

リーマンショックは、アメリカの若者に就職シーンに

「利益の追求を最優先に求めた結果、

本当に社会に役立つ存在になり得るのか?」という疑問を投げかけ、

そしてそれをきっかけに企業も

新しい経営のあり方を模索し始めたと言われています。

 

その後、社会のサステナビリティ(持続可能性)への関心が高まる中、

パーパスが改めて注目されるようになりました。

 

利益の追求を最優先するあまり、

環境の破壊や資源の枯渇、貧富の差の拡大などが顕著になり、

様々な問題意識が共有されることにより

利益の追求よりも社会的価値の実現を求める主張が強まっています。

 

この考え方は、SDGsやボランティア、社会問題への意識など

これから消費や採用活動のメインターゲット層になる

ミレニアム世代やZ世代の価値観や考え方に強く影響しています。

 

ですので、企業の経営において、

また、必然的に私たちがお手伝いしている

企業ブランディング(インナーブランディング含め)や

採用ブランディングでもパーパスの重要性は高くなってきています。

 

ただよくよく考えてみると「自社の社会的存在意義」は、

そう目新しい考え方でしょうか?

経営理念の中には、「社会的存在意義」への考えが

昔から取り入れられている企業も少なくないのではないでしょうか?

 

ただ、パーパスの考え方を取り入れている企業でも

それが企業のブランド力につながらずに

形骸化してしまっている企業はたくさんあります。

 

一体、なぜでしょうか?

 

おそらく、パーパスがブランド力に繋がるように

全体を見渡した戦略や設計(ブランディングやデザイン)がないことが考えられます。

 

パーパスは一種のブームのようにも感じられますが、

以前からそして、これからも重要になっていく考え方です。

ぜひ、パーパス、そしてブランディングについて

(改めて)考えてみていただけると幸いです。

 

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